【80年代】最新アマチュア無線用JAPAN ATRAS「日本詳密分県地図」

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商品の説明

昭和50年代。イカした男の趣味の一つが「ハム」と呼ばれるアマチュア無線でした。その電波男系の専門出版社だった「電波新聞社」が発刊した日本地図。

無線交信にあたって、通信を交わした空いての住む場所を的確にとらえるための、日本全国の県ごとの地図。大都市については拡大図も収載。

特徴として、巻末に県ごとのJCC/JCG/AJAハント用市郡区町村チェック用白地図が付属しており、ハムの通信記録や通信場所を書き込めるようになっています。それに加え、全国共通五十音順の市区町村索引と読み方、掲載ページなどが載っています。

巻頭には世界地図が掲載されており、ソビエト、東ドイツ、チェコスロバキア、ユーゴスラビア、など懐かしい国々が並びます。樺太はまだ南半分がソビエトの色にはなっておらず、不法占拠状態であることを示しています。

国内地図部分に目を向けると、鉄道は、まだ東北新幹線が工事中。当然国鉄時代でローカル線や中小私鉄も多くが現役時代。
高速道路は東名名神以外はまだほとんどが全通しておらず建設中。国道は峠越えのつづら折りのカーブを超える「酷道」も多く存在。交通が未発達だった三陸リアス式海岸地区では、湾の奥にある町同士を点々と結ぶ航路が設定されているのがわかります。
旧道巡りマニアの方や、鉄道廃線巡りの方にも心強い当時の資料となります。

地図の提供は昭文社と並ぶ地図出版界の巨頭ながらも廃業してしまった「人文社」。誠実正確な地図は平成に入っても好評でした。

40年以上前のは、今でいえば級の高級地図かと思われます。広告の受信用日本製ラジオがこれまた昭和のテクノロジー全開で懐かしい！

状態は中の上。わずか数カ所に丸や欄外注釈書き込みなどありますが、ほぼないに等しい状態。表紙と裏表紙は薄汚れており角部のへたれ、表紙右上下には三角折れあります。

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